2020-09-14

【”ダンサーが唯一の稼ぎ頭”】インドのジプシーダンサーが無形文化遺産を守るためオンラインレッスンをスタート

世界中から約600人以上の生徒が受講し、女性差別を乗り越えて築き上げた伝統的ダンスは注目を集めています。

コロナウィルスの影響で多くの人がライフスタイルのチャンジを迫られ、とくに東京に住んでいる私たちは、海外はもちろんのこと県外への往来も規制され、今年のお盆休みは地方の家族に会うことさえも断念するはめとなった方も多いと思います。

こういった状況で甚大な被害を受けているのは他でもない”観光業“。とくに海外の観光業を生業としていた地域では深刻な問題となっています。発展途上国であれば尚更、政府の補助などは一切受けられず、生活は困窮していくばかりです。

 

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インドのラージャスターンに住むダンサー”Aasa Sapera(アーシャ・サペラ)もその問題に直面している1人です。彼女が属しているKalbeliya gypsy communityという、ジプシーダンサーのコミュニティは2010年にユネスコの「無形文化遺産」に分類される伝統的な踊りを持つ部族で、世界的なアーティストや研究者がラジャースターンを訪れていました。

しかし、パンデミックが起こった今ではイベントへの出演などのほとんどの収入を断たれ、オンライン化を余儀なくされました。ほとんどが遊牧民で構成されている彼女たちの部族は、泥の小屋やテントの中で暮らしており、Wi-Fiも存在していません

そんな中でも海外の学者のサポートもあり、なんとかZoomでのオンラインクラスをスタートさせ、5月中旬の開始以来、今では世界中から約600人の生徒がレッスンを受講しましたが、生活を安定するまでの稼ぎには至っていません。

 

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彼女たちの部族は長い間、インドでの女性差別を抑止するための手段としてもダンスを広めていました。カルベリヤダンスが貴重な文化として国際的に認められることは、ダンサー達に財力と権力をもたらしてくれます。この先の視えない不安の中でも、彼女たちは一致団結して活動を続けていく覚悟ですが、別の”覚悟”も同時に考えているといいます。

継承者である子どもたちにダンスを離れさせ、別の仕事を学ばせるという決断です。

 

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ダンスは彼女たちにアイデンティティを与えてくれたといいます。自分らしく生きることや、家族との繋がり、芸術に対する理解を深めるための貴重な文化遺産を守り続けてきた彼女たちを少しでもサポートして頂ける方、ご興味ある方はオンラインレッスンでぜひ一緒に踊りましょう▼

Learn Kalbeliya Dance

参考記事:「Indian gypsy dancers from Rajasthan take their art online, despite poor internet and electricity connections

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